さよならアーケード 建設60年で老朽化、八幡東区の商店街

西日本新聞 北九州版 西山 忠宏

 北九州市八幡東区の商店街・八幡祇園町銀天街で建設から約60年たった全長約250メートルのアーケードが撤去された。同銀天街協同組合によると、老朽化が進み安全面に不安があることや、補修費を負担する店舗が減少したことなどを受けての措置。銀天街は、空が望める商店街として新たな歩みを始める。

 同組合によると、1945年8月の八幡大空襲で八幡東区の主な商店街は焼失。焼け残っていた祇園町筋に商店が移り、「青空市場」としてスタート。その後、近くに製鉄所の社宅も建設され、60年にアーケードが完成した。当時は100店以上が軒を連ねた。

 だが「鉄冷え」などで買い物客や店舗は減少。組合はアーケードの補修費を負担し続けることは困難と判断し、一昨年6月に撤去を決めた。

 撤去工事は市から費用の補助を受けて実施。1月上旬に着工し2月末に終えた。現在、組合加盟は17店。松丸順子理事長は「アーケード撤去に伴い、廃業する店も相次いだが残る店で結束し、明るくなったことを好機ととらえ、商店街の対面販売を楽しみにする人たちのために踏ん張り続けたい」と話す。

(西山忠宏)

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