東京で「九州の男なんて、全員亭主関白だろう」と言われたことがある…

西日本新聞 社会面 福間 慎一

 東京で「九州の男なんて、全員亭主関白だろう」と言われたことがある。「そのくくり方は変だ」と返そうと思ったが、会食の雰囲気を尊重し「軽い冗談だろう」と自分に言い聞かせて受け流した。

 全国11の地方紙と協働で、日本で暮らす計約300人の外国人労働者にアンケートし「言われて嫌だった言葉」を尋ねた。「ロシア人は毎日ウオッカ飲むんでしょ」「さすがタイ人」など、出自でひとくくりにされることを挙げる人が少なくなかった。

 ひとまとめにして断じるのは簡単で小気味よい。だが、まとめられる側の小さな不快感は、いつか強い憤りに変わるかもしれない。そう言う自分も無自覚に「日本人」「外国人」と分けていた。嫌な気持ちに国籍は関係ない。

 アンケートの回答。「うれしかった言葉」で多いのは、「ありがとう」や「おはよう」。線を引く前に、その人に向けて思いを込めた言葉を大切にしたい。 (福間慎一)

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