三池争議で非業の死60年 荒尾市で最後の追悼集会

西日本新聞 筑後版 吉田 賢治

 三井三池炭鉱三池争議で、三池労組員久保清さん=当時(32)=が暴力団員に刺殺されて60年となる29日、追悼集会が熊本県荒尾市の有明成田山大勝寺の殉難の碑前であった。大牟田市の元炭鉱労働者ら約20人が参列し、冥福を祈った。

 久保さんが勤務していた四山坑(荒尾市)の「退職者の会」主催。高齢化により会は解散を決めており、集会は今年が最後。参列者は労働運動のさなかに非業の死を遂げた久保さんに思いをはせ、1人ずつ焼香して手を合わせた。

 久保さんの弟、薫さん(89)は「長い間、集会に参加していただき感謝しています」と頭を下げた。会長の宮崎勝さん(88)は「仲間たちと話し合い、何らかの形で追悼を続けたい」と話した。

 久保さんは1960年3月29日、四山坑前で労組員数百人とピケを張っている中、乱入した暴力団員に刺殺された。 (吉田賢治)

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