【ポイソ!釜山】加徳島に残る「砲陣地」 日露戦争時に旧日本軍築く

西日本新聞 国際面

 韓国釜山市郊外の加徳島(カドクト)に残る旧日本軍の軍事施設跡に向かった。釜山駅から車で約1時間。島の南西部の入り江に外洋浦(ウェヤンポ)という小さな集落がある。ここには日露戦争(1904~05年)の時に、旧日本軍が築いた砲台跡や弾薬庫、幕舎などが残っている。

 集落の小道を行くと司令官室だった建物が現れた。増改築された外観は一般的な平屋住宅と変わらず、現在は食堂や住宅として活用されている。周囲には当時の古井戸も点在する。

 さらに奥へ進むと「砲陣地」と呼ばれる巨大なコンクリート構造物があった。幅約18メートル、長さ約70メートルの敷地内には28センチりゅう弾砲6門が設置されていた円形の砲座跡や弾薬庫などがあり、無料で見学できる。周囲の堤には樹木が茂り、海上から大砲が見えない構造になっている。攻撃の際は近くの山中にある観測所から敵艦の位置を伝えていたという。砲陣地から山中の観測所や火薬庫の跡地を巡るコースも整備されており、約2時間の歴史散策をするのもいい。

PR

国際 アクセスランキング

PR

注目のテーマ