雲仙の地ネタが満載 手書きフリーペーパー「雲仙山間号」

西日本新聞 長崎・佐世保版 真弓 一夫

「地元の誇り、発信したい」

 長崎県雲仙市の地域おこし協力隊員の堀口治香さん(24)が、山間部の集落を紹介するフリーペーパー「雲仙山間号(やまあいごう)」の発行を手掛けている。住民から聞き取った地元ネタが満載。手書きの文字やイラストの味わいも手伝い、じわりと人気が広がっている。

 堀口さんは東京・府中市出身。農業に興味があり同市の協力隊に応募。昨年9月に赴任し、中山間地の集落営農の支援員として米農家を訪ねている。同市は雲仙岳から放射状に広がる谷間の集落が多く、それぞれに独自の歴史や文化があることに気付き、地域を応援するフリーペーパーの発行を思い立った。

 雲仙山間号は隔月刊でA4判1ページ。毎号100部を発行し、市役所本所と6支所に置く。タイトルの山間号には「山あいに行こう(GO)」の思いを込めた。

 昨年12月の創刊号は瑞穂町西郷地区を特集。グーグルマップにも載っている展望台「さんめんわら」の名前の由来は「三面を見渡せる」が通説とされるが、死んだ愛馬との別れを惜しんだ「さよならが原」がなまったという説を初めて紹介。展望台から眺める棚田のイラストも添えた。

 吾妻町川床(かわとこ)地区を訪ねた2号は、海が遠いのに「大舟(おおふね)」「舟落(ふなおとし)」など「舟」のつく字名があることに着目。舟形になっている窪地の地形などの由来説を掘り起こした。

 4月発行の3号は国見町上八斗木(かみはっとぎ)地区を報告予定。堀口さんは「地元の人が誇りにしている地域情報を発信するお手伝いをしたい」と話す。(真弓一夫)

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