九州豪雨、避難解除申請へ 朝倉市の被災64世帯

西日本新聞 社会面 横山 太郎

 2017年7月の九州豪雨で甚大な被害が出た福岡県朝倉市の林裕二市長は30日、被災者生活再建支援法に基づき「長期避難世帯」に認定されている6集落91世帯のうち、4集落64世帯の認定解除を求め、31日に県へ申請することを明らかにした。2集落27世帯は「避難経路などが確保されていない」として見送る。

 長期避難世帯の対象は高木地区の疣目(いぼめ)、黒松、松末(ますえ)地区の乙石、中村、石詰、小河内の計6集落。各集落は山間部にあり、二次災害の恐れがあったため県が18年10月、市の申請を受け長期避難世帯に認定した。

 その後、集落内の河川や砂防の応急復旧工事が進んだことなどから、市は全世帯の一括解除に向けた準備を開始。しかし乙石と黒松の2集落について、有識者から「応急対策が完了しているとはいえ、避難経路に不安がある」などの見解が示されたことから、申請を見送ることにした。解除申請は今秋以降に改めて検討するという。林市長は30日、各集落を回り、避難経路や生活インフラの状況などを確認した。(横山太郎)

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