散歩中に娘(5)が…

西日本新聞 ふくおか都市圏版 小川 勝也

 散歩中に娘(5)が道端に生えていたカタバミという野草のことを教えてくれた。ハート形の葉は夜や天気が悪いと閉じ、別名はスイモノグサらしい。帰ると感染症対策で正しい手洗い方法の指導も受けた。どっちが先に生まれてきたのやら。少なくとも私の家庭では子どもより、親の方が弱いのだ▼目を背けたくなる子どもの虐待事件が全国で後を絶たない。福岡市西区では1月、複数の子に暴行した両親が逮捕された。暴力と暴言に加え、長時間の正座なども強いていたという。けがをした子もいる▼部屋の片隅で泣いて耐えている子どもの背中を想像して、メモの手が止まった。しつけのつもりかもしれない。たとえそうでも、日々恐怖におびえて涙を流し、心身に傷を負ってまで知るべき世間の善悪なんてない。 (小川勝也)

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