異例含みの新年度スタート 筑豊地区、辞令交付式で感染予防策

 新年度が1日、スタートした。福岡県筑豊地区では新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自治体は辞令交付式で、出席者を減らし職員同士の間隔を空けるなど予防策を講じて実施。来場者が減っている飯塚市の嘉穂劇場は休館日を週4日に増やした。市バスの運行を大幅に見直した嘉麻市では式典が開かれ、新たな出発を祝った。

 3月に新型コロナウイルスの感染者が確認された飯塚市。1日に市役所で開かれた新規採用職員の辞令交付式には、18~35歳の37人がマスクを着けて臨み、今年は行政事務や土木など五つの職種ごとに代表者が辞令を受け取った。

 片峯誠市長は「本当は一人一人に手渡して、互いに決意を交流させたかった」としながら「若い力と情熱が活力あるまちづくりの原動力となることを願う」と訓示。畑慶一郎さん(19)は「全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行する」と宣誓した。

 田川市は、辞令交付式の出席対象者を減らすなど規模を縮小。職員同士の間隔を1・5メートル以上空けるといった措置を講じるとともに、非正規職員への辞令交付は見送った。

 新規採用職員の代表者に辞令を手渡した二場公人市長は「市民の奉仕者としての立場を忘れず、市民のため、田川市のために頑張ってほしい」と激励。辞令を受け取った竹前敦史さん(20)は「大好きな古里の発展のために尽くしたい」と意気込みを語った。 (田中早紀、福田直正)

嘉麻市バスを再編

 嘉麻市では、1日から市が運行するバスの体系が大きく変わり、市総合バスステーション「バス来る嘉麻」で、公共交通網リニューアル運行開始式があった。今回の再編では、合併前の旧市町単位の地区ごとに運行していた市バスと福祉バスを統合。ダイヤや路線を見直して地区内外の移動の利便性を高めたほか、予約制乗り合いバス「デマンドバス」を導入した。

 開始式で赤間幸弘市長は「新庁舎や『バス来る嘉麻』を拠点に、市バス同士や西鉄バスとの乗り換えがしやすくなっている。多くの人に新しい公共交通を利用してもらい、便利にお出かけしてほしい」とあいさつした。 (長美咲)

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