宿泊施設稼働3月は半減 九州、前年同月比 九経調「さらに悪化へ」

西日本新聞 石田 剛

 九州経済調査協会は2日、独自に算出した3月の宿泊施設の平均稼働指数を発表し、九州は前年同月比46・3ポイント減と大幅に落ち込んだ。全国は41・8ポイント減だった。新型コロナウイルスの感染拡大で、訪日客と国内客の双方が減少した影響が色濃く表れたとみられる。

 指数は大手宿泊予約サイトのデータから算出。過去1年間で最も高い稼働率の日を100とする3月の指数は、九州が14・1、全国は14・2に落ち込んだ。

 2月は宮崎県や鹿児島県でプロスポーツのキャンプによる宿泊需要があり、九州の落ち込みは全国より小さかったものの、3月は特殊要因がなくなり全国の12地域の中で2番目に下落幅が大きくなった。

 県別では、福岡が前年同月比54・9ポイント減。全国でも東京に次ぐ2番目の下落幅だった。熊本が44・2ポイント減、長崎は41・9ポイント減だった。九経調は「訪日客と国内客双方の需要が高かった地域で特に影響が大きい」とする。

 政府は入国拒否の対象を73カ国・地域に拡大する方針で、国内でも各地で外出の自粛要請が相次ぐ。九経調は今後の見通しについて「3月よりも活動が制限されており、さらに状況は悪くなると考えられる」と予測する。(石田剛)

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