犠牲者追悼式を縮小 東海大校舎公開も延期 熊本地震4年

西日本新聞 社会面 和田 剛

 熊本県は2日、熊本地震で被災した同県南阿蘇村の東海大阿蘇キャンパス校舎に完成した見学施設の公開を見送り、犠牲者追悼式で一般参加者の献花を取りやめるなど、熊本地震発生4年の追悼行事を縮小すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた措置。蒲島郁夫知事は「縮小しなければならず、大変残念」と述べた。

 東海大の校舎は、直下に断層がある影響で柱や壁が破損。県が熊本地震を伝える震災遺構の中核拠点として約3億5千万円かけて整備した。校舎が倒壊しないよう補強、地震で約20センチずれた活断層を樹脂で固めて保存し、見学通路を設けた。24日に一般公開を始める予定だったが、感染終息まで延期する。

 犠牲者追悼式は県外からは参列しないなど規模と時間を縮小し、前震発生から4年に当たる14日に開催。例年受け付けていた一般参加者の献花は行わない。

 学識者が県に提言する15日の「くまもと復旧・復興有識者会議」は中止する。

 また、震度7に2度見舞われた益城町は、6日間の予定だった献花台の設置期間を14~16日の3日間に短縮する。

 地震で壊れた国指定重要文化財・通潤橋(山都町)は復旧工事が終わり、19日から4年ぶりに放水が再開される。この日は関係者による竣工(しゅんこう)式だけで、再開を祝うイベントは当面延期するという。 (和田剛)

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