おなかに赤(あか)ちゃんができることを「妊娠(にんしん)する」といいます…

西日本新聞 オピニオン面

 おなかに赤(あか)ちゃんができることを「妊娠(にんしん)する」といいます。新(あたら)しいコロナウイルスの病気(びょうき)が広(ひろ)がっていますから、妊娠(にんしん)している人(ひと)は心配(しんぱい)です。医者(いしゃ)の団体(だんたい)は、「妊娠(にんしん)している人(ひと)は、37・5度(ど)の熱(ねつ)が2日以上続(ふつかいじょうつづ)いたら、近(ちか)くの保健所(ほけんじょ)に電話(でんわ)して相談(そうだん)してください」と話(はな)しています

▼本紙ホームページにこんな記事が掲載された。「やさしい日本語」という取り組み。日本語に不慣れな外国人に向けたものだ

▼きっかけは1995年の阪神大震災。被災者の中には、日本語が得意でない外国人も。避難場所などの必要な情報を得られず、二次被害に遭う恐れもあった。母国語はさまざまで英語が通じるとは限らない

▼そこで提唱されたのが「やさしい日本語」だ。平易で伝わりやすい表現を工夫し、漢字には振り仮名。今は災害時だけでなく、日常的な行政情報の提供などにも用途が広がった

▼最近の新型コロナの感染拡大で、不安を募らせる外国人も多いだろう。「やさしい日本語」で発信される予防法や対策などの情報を活用してほしい。その一方で「やさしくない日本語」も。パンデミック、クラスター、オーバーシュート、ロックダウン…。政府や自治体の発表には難解な片仮名が並ぶ

▼世界的大流行、感染者集団、爆発的患者急増、都市封鎖…と言えばよさそうなものを。誰に、何を伝えたいのか。知恵を絞ってほしい。大災害に匹敵するコロナ禍であれば。

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