新型コロナ、福岡で1人死亡19人感染 老人ホームなどでクラスターか

西日本新聞 社会面

 福岡市は3日、新型コロナウイルスに感染した東区の90代女性が死亡したと発表した。感染による死者は九州では初めて。市は同日、女性が利用していた東区のデイサービス「ヒーリング名島」やグループの老人ホームで職員4人の感染も確認。関連施設内でクラスター(感染者集団)が発生した恐れがあるとみて厚生労働省にクラスター対策班の派遣を要請した。

 女性は3月29日に発熱し、31日に市内の病院に入院。ヒーリング名島を利用する東区の70代女性の感染が確認されたためPCR検査を受け、今月2日に陽性が判明した。発熱や肺炎の症状があり、3日午後に感染症指定病院に転院した直後、容体が急変したという。

 死亡した女性はヒーリング名島と同じ会社が運営する老人ホームに、先に感染が確認された70代女性は同グループの別の老人ホームに入居する。3日に両施設の職員4人の陽性を確認した。市は今後、両施設の入居者62人とグループ職員18人のPCR検査を実施する。

 福岡記念病院(同市早良区)の20代男性看護師など20~50代の男女11人の感染を確認した。北九州市では八幡西区の医療機関のスタッフ2人など3人の感染を確認した。福岡県内で感染が判明したのは計19人。感染者の累計は119人となった。

 小川洋知事は3日の会見で、県内の状況について「感染拡大警戒地域に入りつつある」との認識を示し、週末の不要不急の外出に加え、平日の夜間の接客を伴う飲食店や繁華街への外出の自粛を県民に要請した。

 熊本市では3人の感染を確認。このうち同市北区の80代女性は福岡市で3月21日に親族計11人で会食しており、親子間の接触や親族の会食で短期間に福岡や熊本など広域に感染が広がったとみられる。宮崎県で4人、佐賀県で2人、長崎、大分両県で1人ずつの感染も確認された。

 また、長崎県佐世保市は3日、米海軍佐世保基地内で米国人1人が感染したと明らかにした。米軍の検査で陽性が確認された。(新型コロナウイルス取材班)

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