「おしゃれよりも仕事が楽しい」17歳の女性左官職人

西日本新聞 帖地 洸平

ワタシの職場(2)

 配管がむき出しになった建設中のマンション15階の一角。左官職人2年目の和田汐里さん(17)=北九州市小倉南区=がコテを滑らせ壁の下地を塗り上げる。

 地元の工務店に勤務。建物の壁や土間の補修など慣れない仕事ばかりだが、「物作りに関われるので、やりがいを感じている。おしゃれするよりも仕事のほうが楽しい」と話しながら汗を拭った。

 子どもの頃から木工品や粘土を使って工作するのが楽しみだった。好きなことにはとことん没頭するタイプ。母親と兄が左官職人だった影響もあり、中学卒業後は県立小倉高等技術専門校(同市)の左官科に入学。1年間の実践的な訓練で技術を学んだ。

 北九州市左官業協同組合によると、県内約750人の左官職人のうち女性は約10人。まだまだ男性中心の職場だが、同組合の美藤稔和理事長は「芸術的なセンスが生かせる職業として、近年は女性にも注目されている」と話す。

 休日は、やすりでコテを磨いたり、新しい道具を探すためホームセンターに足を運んだりする。「失敗することもあるけれど、毎日が充実しています」 (帖地洸平)

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