「涙が止まらない」結婚式自粛、キャンセル料重く 式場の対応に変化も

西日本新聞 社会面 横田 理美 木村 貴之

 新型コロナウイルスの影響で、結婚式の自粛が九州でも相次いでいる。式にはさまざまな業種や人が関わり、直前になっての中止や延期にどう対応するか、式場は苦慮する。新郎新婦側がその対応に不信感を募らせるケースも。感染防止に向け柔軟な対応でサポートする式場も出てきている。

 「毎晩涙が止まらない」。福岡市の20代の新婦は眠れない日々を過ごす。挙式披露宴は5月の予定。しかし、親族や友人ら出席者の感染リスクを考え、中止や延期も考える。

 式場に相談したところ、「緊急事態宣言が出ない限り、中止・延期料は規定通りの30%」。式をどうするか、なかなか結論を出せない。

 福岡県内の50代女性は挙式目前だった娘から延期の連絡を受けた。式場は「秋までの延期なら延期料はかからない」と説明したが、空きがあった真夏の日程を押さえ直すと「夏は規定でプラス数十万円いただく」。費用は当初の4割増しに。女性は憤る。

 福岡市で婚礼総合プロデュースを手掛ける「メテオールウェディング」の松田裕介社長(37)によると、結婚式は生花や司会など多くの業種が関わり、ほとんどが外注。逸失利益や人件費を積み上げると、「決して不当な額ではない」という。

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