以下、敬称略にてマイケル・ジャクソンにスティービー・ワンダー…

西日本新聞 オピニオン面

 以下、敬称略にてマイケル・ジャクソンにスティービー・ワンダー、ボブ・ディランやシンディ・ローパー…。洋楽界のスーパースターたちが集い、1985年に夢の一曲を作り上げた

▼「ウィ・アー・ザ・ワールド」。飢餓や貧困で苦しむアフリカの人々を救おう、との歌声は国境や政治体制を超えて世界に広まった。親しみやすいメロディーもあって、当方とて鼻歌の引き出しに今もある

▼コロナウイルスの渦中でも歌が響いている。外出制限のイタリアでは、住人たちがバルコニーから一斉に歌ったり拍手をしたりして互いを励ましたそうだ。「きっと大丈夫」「全てうまくいく」。そんなメッセージも掲げられた

▼フランスやポーランドでも、しかり。プロのテノール歌手が自宅の窓からオペラの曲などを披露した。小さなリサイタル。けれど「連帯」という大きな思いを込めたのだろう

▼人間は、苦しみやつらさを背負って生きていくように運命付けられた動物なのだと思う。だからこそ、歌を授けられたのかもしれない。歌で励まし、歌に励まされる。簡単にくじけないように。ウイルスよ、思い知れ

▼皆さんの元気になれる歌は何だろう。≪ガッツだぜパワフル魂≫。前向きな気持ちになれるような。≪情熱の真っ赤な薔薇(ばら)を胸に咲かせよう≫。難局にも立ち向かえるような。≪ファイト!冷たい水の中をふるえながらのぼってゆけ ファイト!≫。

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