こども記者に聞く 休校中、何してた? 卒業式、どうなった?

西日本新聞 こども面

 新型コロナウイルスで病気にならないようにするため、全国の小中高校がお休みになって約1カ月。休校中、何して過ごしていた? こども記者とこども特派員(4月からの学校、学年)に聞きました。イラストや写真で表現してくれた人もいました。おうちの人の声も紹介します。

【紙面】こども記者に聞きました こちら


 ●福岡市・香椎第3中1年 山口百花記者
 2月28日、学校に行くと休校のことが話題になっていた。私も卒業式やお別れ集会のことが不安になった。昼休み、みんなで黒板に担任の先生へ絵とメッセージを書いた。大きな紙をはってかくし、掃除の時間が終わると先生にめくってもらった。とてもうれしそうで、少し涙目になっていた。卒業式は短くなったけれど全員一緒に卒業できてうれしかった。4月になってやっと学校が始まると思っていたら、休校が続くと聞いてびっくりした。入学前の宿題も終わったので、絵を描いてすごそうと思う。

 ●福岡県宗像市・宗像中1年 吉井南遙特派員
 起きる時間は毎日8時や9時。「こんな生活じゃいかん」。そう思ってもなかなか学校があったときのような生活にはなりません。朝起きてから一日中テレビはつけっぱなし…。消そうと思ってもやることがないから、「まあいいや」で結局つけたまま。友達とも遊べないからやっぱり暇(ひま)。何をしていいのかわかりませんでした。今まで「今日も学校か。行きたくないな」と思っていたはずの学校に行きたくなりました。運動場で遊ぶことは嫌(きら)いだったけど、遊びたいと思えたし、友達と思いっきり話したいと思いました。

 ●福岡県粕屋町・粕屋中央小6年 清武琳特派員
 どこの薬局にもマスクが売っていなかったので、家庭科で学習したミシンを使ってマスクを作りました。休校中の塾では映像(えいぞう)配信授業がありました。パソコンで映像を見ながら、郵送された教材で勉強しました。
 ぼくの家は父が家にいるので休校で困ったことはありません。午前中は塾の勉強やピアノの練習。晩ご飯作りや洗車もしました。だけど、在校生代表で出席して校歌のピアノ伴奏をするはずだった卒業式は短縮のため出られませんでした。
 休校でも「おあずかり」で朝から夕方まで学校で先生たちと過ごしている子どももたくさんいました。休校は、本当に必要だったのかなと思いました。

 ●福岡市・筑紫丘小6年 横山史恩特派員
 前から少しずつ練習していたスケートボードが上達してきました! 今は三つしか技ができないので、もっと覚えたいです。

 ●福岡県大野城市・大野南小6年 行藤大凱記者
 3月9日に国語、算数、理科、社会のプリントが50枚もきた。休校に入るときに出された宿題もあるので、できるか心配だった。おいしいものが食べられたし、長い休校はうれしいことが80パーセント。野球の練習も1時間ほどだったけど、楽しかった。

 ●福岡市・照葉中1年 弥登佳恋記者
 休校になると聞いたときはその事実が信じられず、悲しみで胸がいっぱいでした。もう友達と話す機会は卒業式しかないと思うと、コロナウイルスへの怒りでいっぱいになりました。でも見方を変えて「こんなに悲しい思いをした卒業生は今年卒業する私たちだけじゃない? 特別な卒業式じゃん!」と思えるようになりました。今は、中学生に向けて少しずつ、毎日コツコツ勉強を頑張っています。

 ●福岡県福津市・津屋崎中1年 老松杜彩記者
 私がこの休校中にしていたことは二つあります。一つは毎年こうれいの春のガーデニング。毎年10種類ほどの花の苗を買います。50円で売られていた花の苗に「2千円の価値がある花になってやれ!」と言い聞かせました。
 二つ目は庭や宮地嶽神社、津屋崎干潟でのバードウオッチング。干潟に行った帰り道には、シロエリオオハムというレアな鳥にも運命的にであいました。私が近づいてもしらんぷりして羽づくろいをしていて、10分ほどじっくり見ることができました。

 ●福岡県篠栗町・篠栗中1年 梅野響己記者
 アニメ「鬼滅の刃」が好きなので、リコーダーで主題歌の「紅蓮華」を練習しています。進学するまでに完成させ、休校中もリコーダーが下手にならないようにしています。
 ぼくの学校では無事に卒業式がありました。一生に一度の小学校の卒業式ができてうれしかったです。4月に入学する中学校からも宿題が届きました。難しいけど、がんばってやっています。

 ●福岡市・宮竹小6年 佐藤希美記者
 ▼紙面にイラスト

 

 ●保護者にも聞く 「学習面より心が心配」

■子どもは一人っ子。忙しい年度末はなかなか仕事が休めないけれど、仕事中は子どものことが気になって心配で仕方ない。お昼もあまり食べず、いつもつまらなそうな顔をしている。学習面より心の方が心配。

■子どもはゲームの休憩中に宿題をしているけれど、宿題の時間が短い。私のイライラも限界になったので、「逆転の発想」で子どもたちに教えてもらって一緒にゲームをすることに。意外に楽しく、やめられない理由がよく分かった。

■息子には初日に時間割を作ってもらった。毎日4時間目は「調理実習」という名の昼食作り。作ったメニューと料理の写真は私のSNSで紹介している。息子も「いいね」の数が励みになっているようだ。

■ママ友と交代で、子どもが参加する野外活動の送り迎えなどをした。親は高齢なので頼れず、いざとなったら助け合える近所の友人が大事だと思った。

■休校で「お母さんが大変」と新聞などで伝えられることに違和感がある。今の日本では、お母さんがお父さんよりも負担があると思う。だけどそれを「当然のことだ」というように発信しないでほしい。

■学校からは「遊び回っている生徒が目撃されています」と一斉メールがくるなど、子どもたちは軟禁状態。学校で会いたい人に会えず、大好きな習い事も休みでがまんの生活を送っている。

■息子はのんびりと映画鑑賞や読書をしながら、家事と在宅介護中の祖母のサポートを頑張ってくれた。学校の宿題は時間を埋めさせるために出すのではなく、「読書10冊、映画3本」のようなものもあっていいかなと思う。

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