「登校を自粛」する児童も 休校、再開…混乱の教育現場

西日本新聞 社会面 本田 彩子 四宮 淳平 金沢 皓介

 新型コロナウイルスの感染が広がる中、佐賀県内の市町立小中学校の大半と全ての県立高校が6日、臨時休校に続く春休みを終えて学校を再開した。子どもたちはマスクを着用して登校し、学びやに笑顔が広がった。一方で、感染者が増える福岡県に近い鳥栖市など4市町は、再び臨時休校に。福岡県大川市は隣の市の感染確認を受けて急きょ始業式を取りやめた。「緊急事態宣言」が間近に迫ったこの日、九州の学校現場でも混乱が広がった。

 佐賀市の開成小では満開の桜が迎える中、児童たちが元気に登校。クラス替えの発表は例年、教室で行っていたが、密集を避けるために玄関前での張り出しに。始業式は校内放送で済ませた。突然の臨時休校から1カ月余り。2年生の女児(7)は「みんなに会えてうれしい。鬼ごっこやかくれんぼして遊びたい」と笑顔。同校ではこの日、「県外に出たので、万が一を考えて登校を自粛する」などコロナ関連の理由で4人が欠席した。

 同じ佐賀県内では6日が「つかの間の再会」となった自治体も。

 福岡県に近い鳥栖市と基山、上峰両町は始業式後、7~19日まで再度の休校に。みやき町は4、5日に町内で感染者が出たことを受け、6日の始業式自体を取りやめた。両親が共働きのため1人で勉強やゲームをして過ごしたという同町の小6女児(11)は「外出できず友達にも会えない。早く学校に行きたい」と肩を落とした。

 福岡県内の小中学校では「新学期」の対応はばらついている。5日に感染者が出た柳川市に加え、隣接する大川市は急きょ、6日の始業式を中止に。市内10校の再開を20日に延期した。北九州市は始業式を開き、子どもたちと先生が久しぶりに顔を合わせたが、7日から再び臨時休校に入る。

 6日に始業式を済ませた大牟田市は、9日まで午前中授業を実施。10日から5月6日まで臨時休校するが、途中に登校日を設けた。

 感染者が確認され、6~17日を休校期間としている同県糸島市。小学校16校では、自宅で過ごすことが難しい児童を学校で預かる対応を再開した。この日は2~6年生の計約400人が自習などをして過ごし、先生の授業を心待ちにした。

(新型コロナウイルス取材班)

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