福岡市の感染者、3月下旬から急増 経路不明4割 重症化は60代以上

西日本新聞 ふくおか都市圏版 泉 修平

 福岡市内の新型コロナウイルスの感染確認者が6日、九州の市町村では初めて100人を超えた。3月下旬から増加。4月に入ってクラスター(感染者集団)が相次いで確認され、一気に3桁を突破した。6日現在、103人で、重症化した5人はいずれも60代以上となっている。年代や感染経路など傾向を探った。

 市内で初めて感染者が出たのは2月20日。その後は低調に推移していたが、3月26日以降、増加し、毎日複数人の感染が確認されるようになった。4月に入ると博多区の介護老人保健施設を皮切りに3日連続でクラスターを確認。3日に累計感染者が50人を超え、その後の3日間で倍増した。

 感染者のうち重症化したのは計5人。全て60代以上で90代女性が死亡した。退院者は計5人にとどまっている。年代別に見ると、20~50代が6割、60代以上が3割を占め、0歳児も3人確認された。最多は30代の20人だった。

 市によると感染経路は「不明」が4割に上り、市中感染が広がっている疑いが強い。市幹部は「福岡市の人口(約160万人)を考えると、東京以上の異常な増え方をしている」と危機感をにじませており、不要不急の外出自粛を呼び掛けている。 (泉修平)

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