「#別府エール飯」で支援拡散 コロナ対策、持ち帰りメニューPR 

西日本新聞 夕刊 井中 恵仁

 新型コロナウイルス感染拡大で客足が遠のく大分県別府市内の飲食店の持ち帰りメニューを応援するプロジェクト「#別府エール飯」で、支援の輪が広がっている。開始から3週間足らずで約140店が参加、投稿数は千件を超えた。企画した市や市が出資する市ビービズリンクには全国から問い合わせも相次いでいる。

 プロジェクトは、購入者らに持ち帰りメニューの写真を撮ってもらい、ツイッターや画像共有アプリ「インスタグラム」などに「#別府エール飯」とハッシュタグ(検索目印)を付けて投稿してもらう。店も同じ方法で投稿し、メニューを宣伝する。店内で飲食しなくても売り上げを支えられる取り組み。

 フランス料理店「ソシエール」は、来店客減少を受け、ハンバーグステーキ弁当など6種類の持ち帰りメニューを考案した。従業員の溝口章さん(46)は「毎日の献立に悩む主婦や子どもたちにも楽しんでほしい」とPRする。

 4、5日には、テレビ大分(大分市)が、購入客へのプレゼントとして桜の枝300本をプロジェクト参加店に配布した。焼き肉店「春香苑」で弁当を購入した30代女性は「外出自粛でお花見ができないから、うれしい」と笑顔だった。

 市ビービズリンクによると、企画を始めた3月18日以降、石川県や静岡県などから12件の問い合わせがあった。マネージャーの堀景さん(46)は「新型コロナウイルスの終息後も、テークアウトを市の新しい食文化として根付かせて、観光に生かしたい」と話した。 (井中恵仁)

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