JR豊肥線、8月全線再開へ 熊本地震被災から4年 阿蘇復興に弾み

西日本新聞 総合面 森井 徹

 2016年4月の熊本地震で被災し不通となったJR豊肥線肥後大津(熊本県大津町)-阿蘇(同県阿蘇市)が8月にも運行を再開する見通しとなったことが、関係者への取材で分かった。豊肥線は熊本と大分を結ぶ観光の主要ルートで、住民にとっては通学などの生活路線。全線復旧で阿蘇地域の復興に大きな弾みがつきそうだ。

 不通区間は27・3キロ。阿蘇大橋(同県南阿蘇村)付近の斜面の大規模崩落で線路が寸断され、沿線の斜面にも崩壊や亀裂が多数見つかり、国と熊本県、JR九州が復旧工事を進めてきた。これまで20年度中の復旧方針が示されていたが、修復が必要な橋などの土木設備51カ所のうち46カ所で工事が完了しているという。

 国土交通省はJR九州の申請を受け、黒字企業でも赤字路線であれば補助が受けられる改正鉄道軌道整備法の適用を決定。約50億円とされる復旧費は同社が2分の1を負担し、残りを国と熊本県で折半する。

 阿蘇カルデラ内を走る豊肥線は豪華寝台列車「ななつ星in九州」など観光列車のルートだった。

 豊肥線と接続する第三セクターの南阿蘇鉄道は一部区間で運休が続き、23年7月の全線再開を目指している。国交省は豊肥線と並行する国道57号も今夏ごろに復旧させる方針だ。 (森井徹)

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