休校中、子どもとどう過ごす? 「家庭を学校化」時間割作って

西日本新聞 社会面 本田 彩子

 新型コロナウイルスの影響で多くの学校の休校が長期化し、自宅で過ごす子どもと保護者の間で「コロナ疲れ」が広がっている。休校中、家庭でストレスをためずに過ごすにはどうしたらいいのだろうか。

 子どもの心のケアに詳しい九州大大学院の増田健太郎教授(臨床心理学)は、(1)一日の時間割を作る(2)勉強、遊びなど、家の中を用途によって分ける(ゾーニングする)-の2点を提案する。「家庭生活を学校化し、親と子どもが一緒にやることを増やせば、お互いストレスも減り、生活のリズムもできる」

 時間割は平日午前8時半から1こま45~50分で作り、各15分の休み時間、昼休みも盛り込む。内容は子どもに決めてもらったり、一緒に考えたりする。体育と家庭科(生活科)の時間は毎日、必ず入れた方がよいという。体育では縄跳びと散歩がお勧め。散歩は携帯やカメラを手に、毎日コースを変えながら、家の周りを45分歩く。「草花の写真を撮り、新しい発見を記録する。歩数計で歩いた歩数を数えるのもいい」

 家庭科では一緒に昼ご飯を作ったり、掃除、洗濯をしたりしてもらう。買い物をし、商品の金額をエクセルや家計簿などに入力させる。乳幼児のきょうだいがいれば、育児(きょうだいと遊ぶ時間)の時間を盛り込んでもいいという。

 音楽の時間は歌を歌ったり、音楽を聞いたり。図工(美術)では手先を使う粘土遊びやブロック玩具がお勧めで、時間割の中にDVD鑑賞や読書の時間を設けてもよい。「大事なのは休み時間と『帰りの会』の時間。休み時間はおしゃべりし、おやつを食べてもいい。『帰りの会』の時間には一日を振り返り、できたことをきちんと褒める。平日頑張ったら土日は何もせずに自由に過ごしてもいい」

 家のゾーニングは、部屋が分けられない場合、養生テープなどで区切ると効果的で「勉強するための机、テレビを見るためのソファ、遊ぶスペースなど、場所の機能化が必要」と言う。

 増田教授は「親が何でもして、子どもはしてもらう立場という考え方を変えるいい機会。子どもも家庭を助ける一員だということを理解してもらうことが大切です」と話した。 (本田彩子)

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