飯塚山笠1年延期へ 復活後初めて 感染拡大防止、18日以降に正式決定

西日本新聞 筑豊版 田中 早紀

 福岡県飯塚市で7月に開かれる飯塚山笠の5流の代表者は8日夜、会合を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催を1年延期することに同意した。17日までに振興会役員の意見を募り、18日以降に正式決定する。延期になれば、市民祭として復活した1971年以降では初めて。

 振興会の竹本健事務局長によると、8日の会合には各流の山頭と事務局長が出席。舁(か)き手が密集するだけでなく、多くの見物客が集まることなどから、今年の開催を見送ることを申し合わせた上で、中止ではなく延期にする方針を全会一致で決めた。今年決まった台上がりや檄文(げきぶん)などの担当が、来年に持ち越せるようにとの配慮だという。

 9日、商工会議所やロータリークラブ関係者などの振興会役員に文書を送付しており、今後意見を集約する。

 飯塚山笠は新、菰田、二瀬、東、西の5流で構成。毎年7月1日未明のお汐井取りで開幕し、同15日の追い山でフィナーレ。スピード重視の勝負が他地域の山笠とは大きく異なる。

 振興会によると、始まりは江戸時代の享保年間とされる。戦後の相次ぐ炭鉱閉山に伴って舁き手が減少、1963年に中止された。その後、飯塚青年会議所が中心となり、多くの市民が楽しめるように「市民祭」として、71年に復活した。

 来年、飯塚山笠は復活から50周年を迎える。竹本事務局長は「延期は残念だが、節目に向けた計画をすでに進めている。全力で準備を頑張るので、来年を楽しみにしていてほしい」と話した。 (田中早紀)

5月開催予定の糸田山笠は中止

 糸田町は8日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月9、10日に開催予定の糸田祇園山笠が中止になったと発表した。

 4月7日に開かれた山笠運行実行委員会が決定した。中止に伴い、町が主催する糸田祇園山笠フォトコンテストも取りやめる。

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