休校時オンライン授業検証へ 佐賀県、タブレットで家庭と学校結ぶ

西日本新聞 社会面 北島 剛 古賀 英毅

 新型コロナウイルスの感染拡大に備え、佐賀県は9日、タブレット端末を使ったオンライン教育の検証事業を始めると発表した。同県の県立高では生徒1人1台の貸し付けが実現しており、山口祥義知事は「試行錯誤しながら、オンライン授業を全県的に展開したい」と述べた。

 同県教育委員会によると、端末の整備状況は県立高が1万8160台(生徒貸し付けと予備機分)、県立中1619台(学校配備分)、特別支援学校2031台(同)。

 県内では、新型コロナの感染が確認されたが拡大状況にはないとして6日に県立学校を再開した。ただ、今後の休校も想定してオンライン授業の可能性を探る。

 現時点では、授業方法や教材、無料で利用できる公衆無線LAN「Wi-Fi」環境の確保などが課題。県と県教委はオンライン教育推進チームをつくり、課題を検討する。

 14日に致遠館高(佐賀市)で校内検証し、18日には生徒が端末を持ち帰って高校と自宅を結ぶ予定。海外の生徒との交流など日常的な遠隔教育にも展開する考えだ。

 同県武雄市も9日、独自に小中学校でのオンライン授業実施に向けたテストを実施すると発表した。

 市内の小中学生全員に端末を配布している同市。テストは早ければ月内に実施。成果を踏まえて全校での実施を目指す。通信環境の整備が課題だが、小松政市長は「いろいろな形に学習方法を広げることができるようにしたい」と話した。 (北島剛、古賀英毅)

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