【速報】柔道金鷲旗・剣道玉竜旗が中止 戦争、武道禁止による中断以来初

西日本新聞

 7月21日から29日まで福岡市のマリンメッセ福岡で開催予定だった2020(令和2)年度金鷲旗高校柔道大会、玉竜旗高校剣道大会(九州柔道協会、九州剣道連盟、西日本新聞社主催)の中止が10日、決まった。大会合同実務者会議が同市・天神の西日本新聞社で開かれ、決定した。

 新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化し、7日には会場の福岡県を含む7都府県に緊急事態宣言が出された。感染拡大の収束が見通せず、全国から集まる選手や指導者、保護者らの安全を確保するのは難しいと判断した。オープン参加で5人制団体戦の両大会は選手や運営を支える審判員や補助員など関係者が多いため、主催する3者は開催の可否を早めに決めることを念頭に協議を重ねてきた。

 昨年は金鷲旗に男女延べ482校、玉竜旗には同904校が参加。多くの人が一堂に会する大会の規模、十分な換気が難しい会場の構造、濃厚接触が避けられない競技の特性、授業や部活動ができない現状を考慮し、開催を断念。複数会場での実施や延期も検討したが、来年度の再開を目指すことにした。

 抜き勝負で大旗を争い、五輪メダリストや日本のトップ選手を輩出してきた両大会は1916(大正5)年に九州学生武道大会として始まり、第2次世界大戦の影響と戦後の武道禁止で43(昭和18)年から中断。金鷲旗大会は54(同29)年に、玉竜旗大会は55(同30)年に再開した。この中断期間を除き、中止は初めて。73(同48)年に出場制限を撤廃して全国自由参加とし、近年は金鷲旗大会に海外チームも参加している。

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