「何でもありの時代映す空間」 天神ビブレの屋上ライブ関係者に聞く

西日本新聞 木村 貴之

 福岡市・天神の隣接する商業ビル2棟の屋上に音楽があふれる時代があった天神コアと天神ビブレ。とりわけビブレ屋上で続いたライブイベント「天神開放地帯」は、当時の福岡の音楽シーンを色濃く反映していたようだ。企画していたのはビブレ8階にあった「ビブレホール」。イベントが軌道に乗り出した1980年代半ば、ホール責任者として企画に関わった高橋浩明さん(59)に聞いた。(聞き手は木村貴之)

 Q 天神ビブレは前身の総合スーパー・ニチイ天神店(76年開業)から業態転換し、ファッションビルとして82年開業。当時の福岡音楽シーンはどうだった。

 A 80年代前半、ザ・モッズやザ・ロッカーズなど福岡出身バンドが全国で活躍した。その背中を追うようにアンジーやアクシデンツ、キッズ、モダンドールズ、アップビート…といった「めんたいビート系」のハイアマチュアバンドが地元で勢いを付け、人気を集めた。まだ市内にライブハウスが少ない時代。ビブレホールが受け皿になった。

 Q 地元FM局のイベントを引き継いだ開放地帯。継続にはどんな背景が?

 A ハイアマはファンを増やし、ワンマンだけでもホールは満杯になった。やがて「もっと広い場所で演奏したい」という声が相次いだ。ホールはスタンディングで最大300人だが、屋上なら1500人はいける。天神という地理条件もいい。こうしてイベントを続けることになった。

 Q 開放地帯はどんなバンドが出演し、イベントはどう位置付けられていた?

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