佐賀県の実家で暮らす70代の母は最近“自粛疲れ”の様子だ…

西日本新聞 社会面 山口 信一

 佐賀県の実家で暮らす70代の母は最近“自粛疲れ”の様子だ。運動や市民活動のサークルを掛け持ちして忙しかった母。だが、新型コロナウイルスの感染拡大で体育館や公民館といった施設が休館になり、楽しみにしていた予定が吹き飛んでしまった。

 3月の一斉休校で、行き場を失った子どもの居場所を確保する取り組みはクローズアップされた。一方、同じく家に缶詰めにされた高齢者の居場所については、あまり光が当たっていないと感じる。福岡県などに緊急事態宣言も出され、「高齢者は重症化しやすい」と聞けば、外に出ようという気もしぼんでしまうだろう。このまま自粛が長引くと、運動不足に加えて気持ちの張りも失い、心身に悪影響が出ないか心配になる。

 何かよい方法はないかと考え、ネットで本を買って送ってみた。数日後に電話すると、「ありがとう。面白くて一気に読んじゃったよ」。少し安心した。 (山口信一)

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