韓国15日総選挙 与党、過半数の勢い

 【ソウル池田郷】韓国の国会議員300人を選ぶ総選挙が15日に投開票される。韓国紙などによると、文在寅(ムンジェイン)政権の新型コロナウイルス対策への評価はおおむね高く、革新系与党「共に民主党」が過半数の議席獲得をうかがう勢い。保守系最大野党「未来統合党」は、候補者が2014年の旅客船セウォル号沈没事故の遺族を誹謗(ひぼう)する発言が批判を浴びるなど逆風にさらされている。

 中央選挙管理委員会によると、11日までの事前投票者数は16年の前回選挙の2倍を超す約1174万人に上り、投票率26・69%は過去最高。韓国で高投票率の選挙は革新系に有利とされるが、新型コロナへの感染を避けようと事前投票をした有権者も多いとみられ、選挙の勝敗への影響は読みにくくなっている。

 韓国メディアによると、小選挙区ではソウル鍾路区に出馬した未来統合党代表の黄教安(ファンギョアン)元首相が、与党候補の李洛淵(イナギョン)前首相に苦戦。一方、ソウル江南甲区に未来統合党から出馬した脱北者の太永浩(テヨンホ)元駐英北朝鮮公使は、与党候補に対し優位な戦いを進めている。

 比例代表では、元従軍慰安婦を支援する「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」の尹美香(ユンミヒャン)前代表が与党系の政党から初出馬し、当選が確実視されている。尹氏が当選すれば、歴史問題などを巡って文政権に強硬な対日姿勢を取るよう求める可能性がある。

 小選挙区253議席に対し、比例代表47議席は今回から新たに「準連動型比例代表制」が導入された。小政党に有利とされるため、小選挙区を含めて41政党が候補者を擁立し、前回の25政党から大幅増の混戦となっている。

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