【動画あり】仮住まいは1割未満に 熊本地震、前震から4年

西日本新聞 社会面 壇 知里 古川 努

 熊本、大分両県で275人が犠牲になった熊本地震は14日、最大震度7を最初に観測した前震から4年を迎える。応急仮設住宅などで仮住まいを続ける被災者は3122人(3月末現在)とピーク時の1割未満に減少。交通インフラの復旧も大詰めを迎え、復興の焦点は住まい再建後の生活支援に移りつつある。

復旧が進む熊本城

 熊本県は「仮設入居者全員の住まい再建にめどがついた」としているが、県の土地区画整理事業などを待ち、仮設にとどまる人もいる。これまでに仮設で孤独死した人は31人に上る。

 仮設退去後の恒久的な住まいとして災害公営住宅計1715戸が完成した。2019年度には孤独死1人が初めて確認された。

 19年度は同県内の2人が、避難生活での体調悪化が原因の震災関連死と認定された。熊本地震の犠牲者は、家屋倒壊などによる直接死50人、同年6月の豪雨災害の被害者5人、震災関連死が220人(同県217人、大分県3人)。

 家屋の被害は全壊と半壊、一部破損を合わせ19万8199棟。全国から義援金が約532億7188万円寄せられた。

 熊本市は14、16の両日、復旧工事が続く熊本城の天守閣を終夜ライトアップする。復興への願いを共有しようと地震翌年から実施してきた。「今年は新型コロナウイルスという苦難に立ち向かっていこうとの思いも込める」と大西一史市長。1年後には大天守内部の修復が完了する。

 熊本地震は16年4月16日に本震が発生。史上初めて同じ地震で震度7を2度観測した。 (壇知里、古川努)

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