新阿蘇大橋、来春開通へ着々

西日本新聞 社会面 佐藤 倫之

 熊本地震で寸断された熊本県阿蘇地域の交通インフラは、着々と復旧が進んでいる。同県南阿蘇村の立野峡谷では、来年3月開通を目指す新阿蘇大橋(525メートル)の架橋工事が大詰め。黒川が流れる谷底からは高さ97メートルの橋脚がそびえ立ち、橋桁が延びつつある。

 工事を担当する九州地方整備局熊本復興事務所によると、建設場所は旧大橋の崩落地点から約600メートル下流。本震でも持ちこたえた阿蘇長陽大橋にも採用されている「剛結構造」を導入した。崩落を防ぐため、地震の揺れを逃す特殊設計も施されている。

 現在、橋脚8基はほぼ完成し、橋桁の約7割が整備された。新型コロナウイルス感染を防ぐため、作業員らもマスク着用で昼夜の突貫工事を続けているという。谷風との闘いでもあり、風速10メートル以上になると作業は中止する。同事務所は「橋がつながるのは秋以降だろう」と語る。

 旧大橋近くの大規模崩落斜面の復旧工事は3月にほぼ完了。かつて山肌がむき出しだった斜面16ヘクタールは、緑化再生を促す緑色の植生マットに覆われている。国道57号の不通部分と代替路の「北側復旧ルート」は10月から、JR豊肥線の肥後大津(熊本県大津町)-阿蘇(同県阿蘇市)は8月から、それぞれ通行できる見通し。 (佐藤倫之)

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