韓国与党、過半数獲得へ 文政権のコロナ対策に評価 総選挙

西日本新聞 国際面 池田 郷

 【ソウル池田郷】韓国の国会議員300人を選ぶ総選挙は15日投開票された。韓国主要メディアは開票状況と独自の調査に基づき、文在寅(ムンジェイン)大統領を支える革新系与党「共に民主党」と同党の比例政党「共に市民党」が過半数の151議席を大きく上回るのが確実な情勢と伝えた。政府の新型コロナウイルス対策が評価された結果とみられ、任期2年を残す文氏の政権運営や、2022年の次期大統領選に向けて革新系与党の追い風となりそうだ。保守系最大野党「未来統合党」代表の黄教安(ファンギョアン)元首相は敗北宣言を行い、代表を辞任すると表明した。

最大野党トップが辞任表明

 KBSテレビは16日午前0時半の時点で小選挙区(定数253)と比例代表(同47)の合計議席予測を革新系与党(改選前計128)が計171、保守系最大野党の未来統合党と同党の比例政党「未来韓国党」(同112)が計112と伝えた。

 選挙戦で革新系与党は、文政権が新型コロナ対策で大規模な検査態勢を構築して新規感染者を減らしたと強調。保守系野党は、文政権下の経済低迷や対北朝鮮融和政策を批判していた。

 次期大統領選を見据えた前哨戦と注目されたソウル鍾路区は、共に民主党の李洛淵(イナギョン)前首相が、未来統合党代表の黄元首相を下しての当選が確実。同党の太永浩(テヨンホ)元駐英北朝鮮公使は、脱北者として小選挙区で初の当選が確実になった。

 投票所では感染予防のため、一般の有権者が投票を終えた15日午後6時以降、自宅で自主隔離中の有権者らが投票。ソウル中心部の投票所では有権者が入り口で検温を受け、ビニール製の手袋を着用して投票した。

 中央選挙管理委員会によると、投票率は前回16年を8・2ポイント上回る66・2%(暫定値)。

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