韓国与党が圧勝 総選挙、6割の議席確保

西日本新聞 国際面 池田 郷

 【ソウル池田郷】韓国国会の300議席を争った15日の総選挙は、16日に全議席が確定した。文在寅(ムンジェイン)大統領を支える革新系与党「共に民主党」と同党の比例政党「共に市民党」が、改選前の計128議席から52議席伸ばし、計180議席を獲得する圧勝となった。6割の議席を得たことで、本会議で与党単独による法案採決が可能になるなど国会運営で極めて有利となる。

 保守系最大野党「未来統合党」と同党の比例政党「未来韓国党」は、改選前の計112議席から計103議席に減らした。分裂していた保守陣営は今回の選挙前に再結集したが、中道層を取り込めず小選挙区で大敗。党代表の辞意を表明している黄教安(ファンギョアン)氏や呉世勲(オセフン)前ソウル市長ら知名度の高い大物が与党候補に敗れ、2022年の次期大統領選の有力候補も輪郭がまだ見えない状態だ。

 韓国では13年までの李明博(イミョンバク)政権期に強行採決で与野党の衝突が頻発した反省から、通常は5分の3以上の議員の賛成なしに法案を採決できない仕組みがつくられた。ただ、現与党はこの規定に縛られなくなった。

 新型コロナウイルス禍の中での総選挙となったが、投票率は16年の前回選挙より8・2ポイント伸びて66・2%。1992年の総選挙以来の高さとなった。

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