4年前のあの時、新幹線に乗っていた…

西日本新聞 社会面 山本 泰明

 4年前のあの時、新幹線に乗っていた。所用で母と出掛けた広島から戻る途中の午後9時半ごろ、小倉駅だったと記憶する。なかなか発車しない。スマートフォンが知らせる速報で、熊本で大きな地震が起きたことが分かった。

 「まさか熊本で…」。九州では東日本大震災のような地震はないと心のどこかで決めつけていたように思う。それが間違いだと痛感させられたのが2016年4月14日だった。そして今、考える。新型コロナウイルスが猛威を振るうこの状況で、あの日のような災害に襲われたとしたら、どうなってしまうのか。

 密閉、密集、密接の「3密」がそろう避難所。ウイルスは怖い。だけど外出自粛などと言ってはいられないだろう。いつ来るか分からない災害に備えるためにも、事態は一日も早く終息させたい。そのために今私たちがやるべきことは何か。大げさでも「最悪のシナリオ」を常に頭に置いて行動したい。 (山本泰明)

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