遺跡情報、簡単検索 飯塚市デジタルミュージアム 611地点ネット公開

 飯塚市は、市内の遺跡611地点の時代や出土品などの情報を調べられるインターネット上の「遺跡情報システム」を公開している。うち48地点の遺跡は、写真と解説も閲覧できる。担当者は「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、外出の自粛が求められる今だからこそ、自宅で貴重な資料にアクセスしてほしい」と話している。

 市歴史資料館で収蔵している遺跡からの出土品や炭鉱・戦争関係の資料を高精度な画像で閲覧できるサイト「飯塚市デジタルミュージアム」の機能の一部として追加した。同サイト自体は昨年9月から公開し、弥生時代の遺跡群「立岩遺跡」から出土した男性の人骨が入った甕棺(かめかん)、1933年に描かれた「飯塚市鳥瞰図(ちょうかんず)」などを検索できる。検索サイト上で「飯塚市デジタルミュージアム」と入力すれば表示される。

 遺跡の検索システムでは、目尾(しゃかのお)炭坑跡などの遺跡が市の地図上に赤い印で示され、クリックすると基本情報が現れる。「解説を読む」という項目がある遺跡なら、発掘時の写真や、学術的な意義の説明も表示される。試掘調査した範囲なども地図上で確認できる。システム上では、1970年代と現在の航空写真を比較することもできる。

 コロナ対策のため、市歴史資料館は現在休館中。学芸員の仲村慎太郎さんは「この機会に、自分の住む場所の近くにどんな遺跡があるのか、調べてみてほしい。コロナが終息したら、ぜひ資料館まで足を運んでください」と話している。 (田中早紀)

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