におい、味を感じない…すぐ病院に行った方がいいの?

 嗅覚や味覚の異常をきっかけに、新型コロナウイルスへの感染が判明するケースが相次いだ。急に、においや味を感じない症状が出た場合、すぐ医療機関を受診するべきなのか。

 日本では、プロ野球阪神の藤浪晋太郎投手(26)やお笑いトリオ「森三中」の黒沢かずこさん(41)らが嗅覚や味覚の異常を訴え、感染が確認された。イタリア・ミラノでは、感染して入院した患者59人に嗅覚か味覚の障害が生じたか尋ねたところ、いずれかに障害があるという回答が3割超の20人に上った。

 日本耳鼻咽喉科学会は、においや味の異常があっても、発熱やせき、息苦しさ、だるさがない場合は医療機関の受診を控え、自宅で様子を見るよう求めている。「嗅覚や味覚の障害は一般の風邪などでも生じることがあり、新型コロナが原因であったとしても自然に治ることが多く、特効薬もないため」とする。

 併せて、2週間は不要不急の外出を控えて自宅療養するよう要請。仮に感染していた場合は他人に感染させるリスクがあるほか「非感染者だと逆に外出先でうつされるリスクがある。早く医療機関を受診して患者の利益になることは少ない」(同会担当者)という。

 自宅療養中は毎日体温を測定し、37・5度以上の発熱が4日以上続いた場合や、せき、息苦しさ、だるさがあれば、帰国者・接触者相談センターへの相談を求めている。担当者は「まずは電話でセンターか、かかりつけ医に相談を」と呼び掛ける。(吉田真紀)

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