初のアフリカ豚熱演習 殺処分の手順確認 口蹄疫10年の宮崎県

西日本新聞 古川 剛光

 牛や豚約29万8千頭が殺処分された2010年の家畜伝染病「こうていえき」の発生確認から4月で10年を迎えた宮崎県は21日、アフリカ豚熱(ASF)発生に備えた初の家畜防疫演習を県庁などで実施し、初動防疫の在り方を確認した。

 同県は10年の口蹄疫後、有事の際の県や市町村の連携強化を目的に毎年、口蹄疫や鳥インフルエンザを想定した防疫演習を実施。今回は県や市町村職員など計約140人が机上演習や実地演習に参加した。

 実地演習があった県立農業大学校(高鍋町)では、10年の口蹄疫で牛や豚の殺処分を経験していない若手職員ら約30人が参加した。西都市の農場でアフリカ豚熱が発生したとの想定で、模型を使って電気や炭酸ガスで豚を殺処分する手順や、動力噴霧機による車両消毒の方法を確認した。

 アフリカ豚熱は、中国や韓国など周辺国で発生。有効なワクチンや治療法がなく、発生した場合、畜産への影響が甚大とされる。(古川剛光)

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