巣ごもり中に掃除“頑張らない2週間プラン” 意外な効果も

西日本新聞 くらし面 川口 史帆

 新型コロナウイルスの影響で、自宅での「巣ごもり」が続く。せっかくならきれいに整頓された快適な空間で過ごせば、気持ちも上向きそう。緊急事態宣言の期間は5月6日まで。暮らしの工夫を講習会で学び合う「福岡友の会」(福岡市)の会員に、2週間でできる掃除のこつを伝授してもらった。

 ▼カビ落とすだけ

 「まずは、目についた所から少しずつ」と桑野宏子さん(77)は提案する。こんな時だからと、気合いを入れて押し入れの整理などから始めがちだが、頑張りすぎると後が続かない。大変な所は後回し。普段使う物のちょっとした汚れが消える方が、掃除している実感が湧くという。

 玄関は外出時の汚れが一番持ち込まれる場所だ。ドアノブの汚れをお湯や酢水(酢1に対し水3)で落とし、ぞうきんで靴箱や壁を拭く。玄関と窓を開けて風を通すと、部屋全体の空気も良くなる。

 毎日使う冷蔵庫や電子レンジは取っ手の手あかを拭き取る。風呂、トイレ、台所の換気扇はカバー部分のほこりや油汚れを落とすだけでもいい。台所は水回りのカビを落とすだけで印象がすっきり。カビ落としなどの専用洗剤がなくても、重曹やせっけんで手作りすれば大抵の汚れは落ちるという。

 ▼家族で知恵比べ

 模様替えから入るのも一つの手だ。会員の一人は、小中学生の子どもと一緒に、リビングの家具の配置換えをしたという。同時にたまっていたほこりを落とすなど掃除もはかどった。協力して取り組むうち、料理や片付けなどの家事も分担できるようになり、家族の会話も増えたという。

 「こんな時こそ、家族とどう過ごすかを大切にしたい」と桑野さん。食器や衣類など不要な物の選別も、みんなで意見を持ち寄れば、1人で悩むより判断しやすそうだ。

 ▼脱線だってOK

 三浦千恵子さん(63)は「掃除は午前中に2時間だけ」と決めている。時間が短ければ苦になりにくい。生活リズムを崩さず、趣味の時間も確保しながら、無理なく続けるのがよいという。

 2週間分の作業をあらかじめ書き出すと効率的だ。でも毎日完璧にできなくてもいい。脱線して昔のアルバムを広げてみるのもOK。目的は家で気持ちよく過ごすこと。「台所がきれいになったら、家族で新しい料理に挑戦したり、模様替えしたリビングで小さなパーティーを開いたりしてもいいですね」(桑野さん)。そんな楽しみを盛り込むと、私にもできそうだ。 (川口史帆)

 ★せっけんクリーム 60度のお湯大さじ1に対して、削った固形せっけん2の割合で溶かし、混ぜてクリーム状にする。布に付けて拭くと油汚れやこびり付いたほこりがよく落ちる。

 ★粉せっけんペースト 水、重曹、粉せっけんを大さじ1ずつ混ぜる。水回りの黒ずみにパックするようにして1~2時間置くと汚れが落ちやすい。鍋の焦げ落としにも使える。

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