「1、2」町内放送でラジオ体操 運動不足解消、連帯感も 福岡

西日本新聞 筑豊版 丸田 みずほ

 新型コロナウイルス感染症の拡大により自粛生活が続く中、運動不足解消のため、福岡県飯塚市の「市の間自治会」が町内放送を使ってラジオ体操を流し始めた。企画した市の間公民館館長の田中知佐子さん(51)は「外に出られずに孤独を感じている人が多い中、同じ時間に運動するので、地域で連帯感が生まれるのではないか。体だけでなく気持ちも軽くなればうれしい」と話す。

 「ラジオ体操第1を流します。どうぞ運動不足解消にお役立てください」。初日の22日、田中さんは公民館内にある放送機器を使い、町内にアナウンス。定刻になると、CDの音源をマイクで拾い、ラジオ体操を流した。

 総世帯数は455世帯、1150人。田中さんによると、2世帯、3世帯の家族が多いという。子ども会では毎年夏、ラジオ体操を流し、広場に集まった高齢者や子どもが一緒に参加する。田中さんは今回の企画について「ラジオ体操は家でもできるし、知らない人はあまりいないと考えた。音が流れたら自然と体を動かしてくれると思った」と話す。

 この日、娘夫婦と2人の幼い孫と同居する福原博志さん(72)は、音楽が流れ始めるとみんなで家の前に出て元気に体を動かした。福原さんは「自宅でもできるのが良く、気分転換になった。孫たちと続けたい」と笑顔だった。

 5月6日までの間、自治会の役員5人が毎日午後1時半から交代で流す。自治会長の荒木正勝さん(72)は「(田中さんの)熱意が伝わった。公園などに密集せず、自宅で取り組むよう呼び掛けたい」と話し、田中さんは「他の自治会にも参考となればうれしい」と語った。 (丸田みずほ)

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