福岡市の歓楽街、中洲最後の…

西日本新聞 ふくおか都市圏版 井崎 圭

 福岡市の歓楽街、中洲最後の大型キャバレー「日本一の桃太郎」の閉店を取材した。創業者の森川孝人氏が2月に死去したため、3月末で店を閉めた。ただ、キャバレーの最盛期が1960~70年代と言われる中、41年間、昭和から令和の時代まで営業できたのは特筆すべきことだ▼その秘訣(ひけつ)は、森川氏の半生を描いた本「それ行け 桃太郎軍団」(内川秀治氏著)に詳しい。本によると、森川氏はホステスに強制同伴などのノルマを課さず、若手男性従業員を店のトップに据えるなど抜てき。その姿勢を意気に感じた従業員たちも奮闘した▼森川氏が追求した企業方針の一つが「社員の幸せ」。新型コロナウイルス禍にあり、企業経営が難しい時代だからこそ、経営者にはぜひ持っていてほしい精神だ。 (井崎圭)

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