中国から高機能マスク3900枚 上海の福岡県人会、送付にこぎ着ける

西日本新聞 ふくおか版 川原田 健雄

 【北京・川原田健雄】中国・上海の福岡県人会(吉田憲幸会長)は、新型コロナウイルスの感染が広がる福岡県を支援しようと、医療機関向けの高機能マスク3900枚を送付した。欧州などで基準を満たさない中国製の医療物資が相次いで見つかったため、中国税関は今月から規制を強化。県人会は通関可能な高機能マスクを探して送付にこぎ着けた。

 日本の医療機関では、ウイルスを通しにくい「N95マスク」や防護服、顔を覆うフェースシールドの不足が深刻化。県人会は中国国内で調達して送付しようと会員や留学生に募金を呼び掛け、約85万円を集めた。

 ただ、3月下旬、スペインなどで中国製のマスクや検査キットに相次いで不具合が判明。イメージ悪化を懸念した中国当局は今月から輸出企業に対し、厳格な品質検査や申告を義務付けたため、N95マスクなどの輸出は滞っている。

 県人会はN95と同じ機能があるとされる別の中国製マスクなら比較的容易に通関できることに着目。日本政府も「N95マスクに相当するもの」と認めているため、計3900枚を送付した。近く福岡に届く予定だ。

 募金は5月6日まで続け、さらに物資を追加送付する方針。県人会事務局を務める福岡県上海事務所は「医療崩壊を防ぐため、微力ながら支援を続けたい」としている。

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