「海なら大丈夫」ダメです サーファーに自粛呼び掛け 福岡、宮崎

 サーフィンの人気スポットを抱える宮崎県や福岡県など九州の自治体が、大型連休最終日の5月6日までサーフィン自粛を呼び掛けている。新型コロナウイルスの緊急事態宣言が全国に拡大される中、「海なら大丈夫」と週末に県内外から大勢のサーファーが訪れ、近隣住民から不安の声が上がっていた。市や自治会、地元サーフィン団体は、看板を設置し、駐車場を閉鎖するなど「波乗り」自粛を強く訴える。

 緊急事態宣言が全国に拡大されて初の週末となった18、19日、世界選手権が昨年9月に開かれた宮崎市の木崎浜海岸には多くのサーファーが集結し、駐車スペースはほぼ満車に。危機感を覚えた地元のサーフィン団体が市に働き掛けて20日から自粛を求める看板を市内11カ所の海岸に設置した。

 宮崎県日向市のお倉ケ浜海岸にも18日午前、大勢のサーファーが訪れた。市は同日午後から急きょ駐車場を閉鎖。市の担当者は「今月は半数程度が他県ナンバーで、車中泊するサーファーも多かった」と話す。

 北部九州を代表するサーフィンの名所として名高い福岡県糸島市の海岸にも18、19日、県内外から多くのサーファーが姿を見せた。このため糸島半島の大口海岸では、地元自治会が管理する駐車場を閉鎖した。24日、市設の無料駐車場に駐車してサーフィンを楽しんだ福岡市西区の男性(64)は「コンビニなどにも立ち寄らないよう、感染拡大には配慮している。週末や大型連休中は来ないようにしたい」と語った。

 日本サーフィン連盟(NSA)は22日、ホームページに「地方ではご高齢の住民が多く、医療資源の限られる町に、多くのサーファーが訪れることに危機感を抱いています」との声明を掲載。特に5月の連休中に県内全域での自粛を求めているNSA福岡支部の元副支部長で、糸島・二見ケ浦でサーフショップを経営する深井隆史さん(46)は「糸島の海岸全域のショップで協力し、自粛をお願いしていきたい」と話した。 (古川剛光、竹森太一)

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