「格好良かった」CAに憧れた少年、かなえた夢 きっかけは父の後押し

西日本新聞 ふくおか版 宮下 雅太郎

ワタシの職場(6)

 機内を再現した訓練施設の内部には、上空にいるような緊張感が漂う。北九州空港そばにある航空会社スターフライヤーのトレーニングセンター(北九州市小倉南区)。同社の男性客室乗務員(CA)で唯一の訓練教官、西山淳さん(39)=同区=が後進を育成する場だ。

 今の仕事に就く契機は、小学3年生のときの家族旅行で出会った女性CA。「子ども心にもおもてなしの精神を感じた。トラブルに涼しい顔で対応する姿も格好良かった」。当時は女性CAばかりの時代だったが、父に将来の夢を打ち明けると「海外では男性も当たり前。きっとなれるよ」と背中を押してくれた。大学在学中、カナダに3年間語学留学。卒業後、カタール航空でCAとして5年間で約60カ国を飛び回った。

 目標の日本らしいおもてなしを求め、10年前に今の職場に移った。同社では183人のCAのうち男性は14人。荷物の積み降ろしなど力仕事は率先して引き受けるが、男女の差は感じていない。各便、CA3人が搭乗する同社のフライト。「三者三様のおもてなしができる。思い出に残る接客を心掛けたい」 (宮下雅太郎)

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