航空機に憧れ自衛官に…火災現場で活躍する2児の母

西日本新聞 ふくおか版 宮下 雅太郎

ワタシの職場(7)

 航空事故に対応できる「破壊機救難消防車」(総重量約30トン)を自在に操り、航空自衛隊芦屋基地(福岡県芦屋町)内の火災に備える。2等空曹で基地消防班の上田由佳さん(36)の顔つきは、コックピットで操縦かんを握るパイロットのようだった。「万が一に備えた訓練は欠かせません」

 同県岡垣町で生まれ育った。小学生の頃、年1回だけ基地を開放する催しで見た航空機に憧れを抱いた。高校時代、両親に自衛官を勧められ、迷わず決意した。「性格もさばさばしている。男性中心の職場に抵抗はなかった」と振り返る。

 2003年に入隊。12年から同基地に勤める。航空救難や消火設備の管理に加え、芦屋町内で起きた火災現場に駆け付ける。19年度の火災15件のうち、当番の時に起きた4件に出動した。火災現場に残された人を助けられるか、瀬戸際の判断が求められる。迅速に消火できたときの達成感はひとしおだ。

 消防班約20人のうち女性は3人。夫も自衛官で、2人の子を持つママさん隊員でもある。「育休や当直免除など、サポート体制も充実している。女性にとって自衛官は遠い存在じゃないと思う」 (宮下雅太郎)

 =おわり

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