球磨病院が28日診療再開 休止2週間超、検査の全員陰性

 70代男性勤務医が新型コロナウイルスに感染し外来診療を休止していた球磨病院(熊本県人吉市)は27日、検査した職員や入院患者全員の陰性を確認したとして、28日から診療を全面的に再開すると発表した。県庁で記者会見した〓光男院長は、感染防止策を強化する考えを強調し「地域の皆さまにご心配とご迷惑をおかけし、おわび申し上げます。安心して受診していただけるよう一丸となって取り組みます」と述べた。

 同病院は勤務医の感染が分かった11日深夜から、救急と一般外来、新規の入退院を停止。勤務医の診療を受けたり会話したりした人、風邪の症状がある人など延べ175人がPCR検査を受け陰性だった。勤務医が最後に勤務した9日から2週間以上発症者がなかったことから再開を決めた。入院中の126人も退院が可能になるという。

 今回の事態を受け、同病院は感染防止のマニュアルを改定。感染者の発生で病棟の閉鎖や職員の不足が生じた場合は、熊本市の朝日野総合病院など系列病院に応援を求めるとした。

 勤務医を診察した熊本市の熊本地域医療センターでは看護師らが感染し、勤務医が利用した同市の接客を伴う飲食店でも従業員らの感染が確認された。球磨病院の職員の子ども15人が保育園から登園を拒まれる過剰反応もあったという。

 〓院長は、勤務医について「2年前から整形外科医として勤務し、積極的な治療で患者さんの信頼は厚い」と述べた。一方で、医師の健康状態を自己申告に任せて体調不良を把握できなかったとして、今後は医師にも体温や健康状態の記入を求めるとした。(和田剛)

※〓は「十の下に田、下に日」

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