軽症者用に別府のホテル借り上げ 大分県が補正予算

 大分県は28日、新型コロナウイルス感染者のうち無症状と軽症の人向けの宿泊療養施設として、別府市鶴見のホテル「杜の湯リゾート」65室を確保したと発表した。県内の同施設は初めて。30日から受け入れる。県は28日、借り上げ費など2億133万円を含む総額50億7123万円の本年度一般会計補正予算専決処分した。

 県は、医療機関計25施設で感染者用病床を222床確保。県内ではこれまでに60人の感染が確認され、うち25人が入院中。病床に空きはあるが、医療機関の負担軽減やクラスター(感染者集団)に備える。

 ホテルは4階建ての1棟で、感染者は3~4階の客室を利用。看護師2人と県職員2人が常駐し、健康観察や生活支援に当たる。症状に変化があれば、医師が電話で対応する。

 補正予算にはそのほか、児童福祉施設や子ども食堂に配布する布製マスク約6万4千枚などの購入費1億9213万円▽空気が外部に漏れない「陰圧室」を医療機関に整備するための助成費など16億767万円-などを盛り込んだ。財源はほぼ全額、国庫支出金となる見通し。うち17億9279万円は国の地方創生臨時交付金を充てる。

 一方、県内では28日、新型コロナウイルスの新たな感染者は確認されなかった。感染者ゼロは22日から7日連続となった。広瀬勝貞知事は同日午後の会見で「感染者が出ていない状況はうれしい」とした上で、「気を引き締めないといけない。大型連休を乗り越えるため(移動自粛などの)協力をお願いしたい」と強調した。 (岩谷瞬)

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