「医療の最前線を応援」不織布白衣など寄付 ハウス食品福岡工場

 福岡県古賀市千鳥にある国立病院機構福岡東医療センターに、同市古賀の「ハウス食品福岡工場」から不織布製白衣などが贈られた。同センターには新型コロナウイルスの患者約20人が入院しており、院内での感染防止に欠かせない防護服や白衣などの不足が続く。ハウス食品福岡工場は外出自粛に伴いラーメンなどの需要が増え、休日返上で稼働。多忙を極めながらも、「医療の最前線」を助けたいと応援物資を寄付した。

 福岡東医療センターは第1種・第2種感染症指定医療機関。中根博院長によると、感染症病床(第1種2床、第2種10床)は既に埋まっており、結核病棟の38床を代用。ただ、感染のまん延を防ぐため相部屋を個室使用するなどして、使えるのは実質20床程度という。さらに患者が増える事態に備え、一般病棟の病床のうち52床分の使用も検討している。

 ハウス食品から提供されたのは、不織布製白衣134着、キャップ900枚、ポリエチレン製エプロン50着。もともとは工場見学で来場者が着用するための物だが、見学は2月から中止。医療現場の物資不足を聞いた同社が、市を通じて提供を申し出た。

 20日に古賀市役所で寄付を受け取った中根院長は「防護服や布製白衣、フェイスシールドやマスクが特に足りず、使い回している状態もある。提供は本当にありがたい」と感謝した。

 同社の檜尾(ひのきお)和正工場長は「インスタントラーメンやカレールーの需要が増え、人手が足りない中での増産が続いている。医療とはフィールドが違うが、奮闘している方たちに貢献ができれば」と話した。 (今井知可子)

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