段ボール仕切り板に注文殺到 業者、休日返上で製造

西日本新聞 社会面 石黒 雅史

 福岡県行橋市の大国(だいこく)段ボール工業=寺沢一光(かずあき)社長=が製作したカウンター用の間仕切り板が、窓口接客部門を抱える企業や行政機関から注目を浴びている。西日本フィナンシャルホールディングス(福岡市)が傘下2銀行の全店に計1500枚を設置するなど、今月に入って2千枚以上の発注が殺到。休日返上で製造を続けている。

 きっかけは今月初め、近隣の同県みやこ町からの依頼だった。「段ボールなら低コストでできるのでは」と、ネコの爪研ぎ道具などユニークな段ボール製品で知られる同社に相談。初めての製品で、飛沫(ひまつ)防止の透明シートの素材が懸案だったが、市販のビニール製テーブルクロスに着目し、数日で55枚を完成させて納品した。

 直後、役場を訪れた西日本シティ銀行員の目に留まり、グループの長崎銀行分も含む大量発注に。さらに豊和銀行(大分市)や行橋市役所、郵便局、農協などから注文が相次いでいる。

 段ボール切断は機械だが、シート貼り付けは手作業。1日200枚が限界で製造が追いつかない状態だ。寺沢社長は「急を要する感染対策の発注なので、とても休めない。うれしい悲鳴」と話す。最大高さ90センチ、幅120センチ、1枚2千円(税別)。個人の注文も受け付ける。同社=0930(23)0050。 (石黒雅史)

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