有田陶器市延期 街は閑散もネット版滑り出し「好調」

 新型コロナウイルス感染拡大で延期となった有田陶器市(佐賀県有田町)の開幕日だった29日、窯元や陶磁器販売店が並ぶ有田の町は買い物客の姿もなく、閑散としていた。ただ、同日から5月5日までインターネット上で焼き物を販売する「Web有田陶器市」は好調な滑り出しとなり、陶芸関係者たちも手応えを感じていた。

 今右衛門窯や香蘭社などが軒を連ね、例年は多くの人でにぎわう内山地区の通りは、ほとんどの店が臨時休業。店を開けていた店主(63)は「休業要請は出ていないし、近場から有田に来られた人がいた時に一軒も店が開いていないというのも」。出入り口を開放したままで「お客も少ないので『3密』にはならないですが…」と嘆いた。

 「Web陶器市」に参加するしん窯では注文が相次ぎ、発送作業のために社員3人を呼び出した。梶原茂弘社長は「注文は二、三百件にはなりそう。ネットは初日に集中する傾向はあるが、それでも想像以上」と胸をなで下ろした。

 有田商工会議所の深川祐次会頭は人通りが少ない有田の町を「非常にさみしい」としながらも「Web陶器市の初日は好調。年内にはリアル陶器市を開きたい」と話した。 (古賀英毅)

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