筑後の花生産者が生花店とコラボ「母の日」ギフト、ネットで注文募集

西日本新聞 筑後版 片岡 寛

クラウドファンディングで資金募る

 福岡県筑後地区で花や植木を栽培する若手の生産者グループが、インターネット上で資金を募る「クラウドファンディング」を活用して花のギフトを届けるプロジェクトに取り組んでいる。新型コロナウイルスの影響で需要が大きく落ち込むが、ピンチをチャンスに変えようと、県内の生花店と協力。母の日(5月10日)に向けて消費を喚起し、新たなファンの開拓を目指す。

 グループは筑後や八女、みやま、久留米市などの20~40代の生産者約30人でつくる「花族流儀」。2016年に発足し、毎年5月に筑後市で生産者と消費者が交流する「花祭」と銘打ったイベントを開いてきた。

 ところが、今年は新型コロナのため、大きな需要が見込める卒業式や入学式、結婚式が相次いで中止や延期に。昨年から準備していた花祭も中止に追い込まれた。そこで、同じく苦境にある県内の生花店と連携して、母の日に合わせたコラボ企画を立ち上げた。

 プロジェクトは、クラウドファンディングの大手サイト「CAMPFIRE」に掲載。12の生花店が手がけた27種類のギフト(3500~1万円)から選んで注文してもらう。別途送料が必要。プロジェクトは既に目標額(30万円)を超えているが、5月6日まで続ける。フェイスブックを使って生産者のハウス内を生中継で見学できるプラン(500円)もある。

 花族流儀の発起人の1人で、筑後市でキクを生産する下川将史さん(41)は「一時的な需要の落ち込みではなく、このまま花を使う人が減ってしまうことが一番怖い。今まで花を飾らなかった人にも、魅力を伝えていきたい」と話した。

 国の統計によると、福岡県内の切り花類の出荷量は、都道府県別で愛知、沖縄に次ぐ3位。筑後地区ではキクやダリア、ガーベラ、ユリなど幅広い品種が生産されている。 (片岡寛)

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