長崎停泊クルーズ船、32人乗下船 「市中感染の可能性低い」

西日本新聞 社会面 野村 大輔 徳増 瑛子

 長崎市の三菱重工業長崎造船所香焼工場に停泊中のクルーズ船「コスタ・アトランチカ」の新型コロナウイルス集団感染を巡り、市は29日、疫学調査の結果を公表した。今月1~20日に乗員32人の乗下船があったが、立ち寄った先での感染者は現在見られず、「市中感染の可能性は低い」とする見解を示した。

 32人のうち28人は下船後に帰国。4人は医療機関の受診や日用品購入のために外出し、うち1人は帰国した28人に含まれる。1人が空港を経由して乗船。帰国者を除き、検査できた人は全員が陰性という。

 乗下船者を乗せたタクシー運転手19人は濃厚接触者として全員検査し、宿泊したホテル従業員も健康観察しているが、これまで陽性確認や体調の異変を訴えた人はいない。市は船にウイルスが持ち込まれた経路を「特定は難しい」とした。

 記者会見には三菱重工の担当者は出席したが、運航するコスタクルーズ社は出席しなかった。船内で初めて感染が確認された乗員は、確認の6日前にも発熱を訴えていたという。 (野村大輔、徳増瑛子)

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