連休は自宅でプロの味を 長崎の飲食店が活路探る

 大型連休は自宅でプロの味を-。緊急事態宣言で売り上げが落ち込む飲食店の活路を見いだそうと、長崎県内でもテークアウトの宅配サービスや共同PRの取り組みが広がっている。

タクシーと連携

 島原市中心部の飲食店は共同で宅配サービス「しまばらTAKU飯」を始めた。各店自慢の味をセレクトできるのが特徴だ。

 加盟店13店が3品ずつ人気料理やオリジナルメニューを準備。豚しゃぶしゃぶ、焼き鳥、串揚げ、ステーキ、カレー、おかずや晩食のセットなどがあり、価格は一品1200円(配達料込み、一部地域は千~2千円の追加料金が必要)をめどに上限を設定。注文は2品からで、配達は地元の本多観光タクシーが担う。

 しゃぶしゃぶ店「舞豚」を出す養豚業中村臣助さん(43)は「店の売り上げは8割減。苦しいが、新しい顧客を作るチャンスにしたい」と前向きだ。

 松浦市では市が配達費を負担する「松浦テークアウト出前サービス」が始まった。鶴屋(志佐町)など15店が参加し、松浦商工会議所ホームページのサイトなどから1店千円(税込み)以上の料理を予約し、運転手に商品代と手数料200円を支払う仕組み。夜の客が減ったタクシー事業者の支援も兼ねており「応援の輪を広げて」と市地域経済活性課。タクシーでの配達サービスは13日まで。

ネットでも応援

 壱岐市芦辺町の情報関連会社代表、柴山琢磨さん(41)が立ち上げたサイトは「いきめし」。会社ではホームページの製作やポスター・チラシを作っているが、顧客は飲食店関係者が多く、厳しい経営状況を知り、開設に乗り出した。

 当初は5店でスタートした登録店は2日現在で60店。サイトに合わせて開設した「いきめし」のフェイスブックでも情報発信する。「サイトから新しい店を知ってもらうことで、消費喚起につなげたい。島民挙げて応援できる取り組みにしたい」と柴山さん。

 諫早商工会議所はサイト「旬諫(しゅんかん)」でテークアウト可能な飲食店を紹介。平戸市の平戸商工会議所などは2日、飲食店34店のメニューを写真付きで紹介したチラシ「ヒラドテイクメシ」を1万2千部発行し、市役所などに置いた。 (真弓一夫、田中辰也、福田章)

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